活動について

多頭飼育崩壊への思い

最近問題になっているペットの多頭飼育崩壊問題。

多頭飼育崩壊(たとうしいくほうかい)とは、ペットの動物を多数飼育した飼い主が、
無秩序な飼い方による異常繁殖の末、飼育不可能となる現象。

少し前にニュースでも、埼玉のある家庭で飼われていた24匹の猫が共食いをはじめたという悲惨な事件が起きました。
あまりにも猫が増えてしまい、飼い主も手のつけられない状況。
その状況下で、猫が猫を食べるという状態まで陥った時に飼い主は

「かわいそうと思いましたが、ホッとしました。私たちが飼い切れないから、代わりに殺してくれたんだって」

最初は、数匹の野良猫をひろい可愛がり優しい飼い主だったと思います。
しかし、去勢をしなかったせいでどんどん猫が増えてしまいこのような結果に。
なぜこのようなことになってしまったのか、きっと周りに相談をする人がいなかったせいだと思います。


荒川地域猫ボランティア ニャンコの会でも多頭飼育主が入院してしまい、飼い猫の餌やりをボランティア仲間で行いました。

多頭飼育主の家は、いわゆるゴミ屋敷。

ゴミと虫がそこらじゅうにいて、人間も猫も住みにくい場所に。
まずは、ゴミ屋敷の清掃から始まりました。
物が多すぎて捨てたいが飼い主は捨てたくないという要望があり、もっと捨てたい物があるが飼い主の捨てたくないという要望を尊重してこれが限界。

次に、今いる猫たちの去勢手術。
杉並区にある去勢を無償で行ってくれるという病院へ。
本当に無償で去勢、こんなやさしい病院は見たことがなくワクチンも陰性でした。

埼玉の事件のような惨事が起きずにすんで本当によかったと思います。
これから優しい里親さんを探すため、頑張りたいです。

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